個別問題

【第35回試験】問題102(生活支援技術)

生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ

問題もんだい102

終末期しゅうまつき終日しゅうじつ臥床がしょうしている利用者りようしゃたいする介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 入浴時にゅうよくじは,かたまでおにつかるようにすすめる。
2 息苦いきぐるしさをうったえたときは,半座位はんざいにする。
3 終日しゅうじつまどめたままにする。
4 会話かいわをしないようにすすめる。
5 排便時はいべんじは,いきめてはらちかられるようにすすめる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい102(解説かいせつ

終末期しゅうまつき利用者りようしゃへの対応たいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

終日しゅうじつ臥床がしょうしている」というところもポイントです。終日しゅうじつ臥床がしょうしている利用者りようしゃ快適かいてきごせる環境かんきょうについて整理せいりしましょう。

1 入浴時にゅうよくじは,かたまでおにつかるようにすすめる。

【×】あやまりです。かたまでおにつかることは、全身ぜんしんあたためられますが、終末期しゅうまつき利用者りようしゃにとっては心臓しんぞう負担ふたんがかかり、体力たいりょく使つかうためおすすめできません。

2 息苦いきぐるしさをうったえたときは,半座位はんざいにする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。半座位はんざいになると、横隔膜おうかくまくがるため呼吸こきゅうがしやすくなります。

3 終日しゅうじつまどめたままにする。

【×】あやまりです。室内しつない温度おんど湿度しつどにおいの管理かんりのためにも換気かんき必要ひつようです。できるだけ快適かいてきごせるようにしましょう。

4 会話かいわをしないようにすすめる。

【×】あやまりです。聴覚ちょうかく最後さいごまでのこっています。利用者りようしゃ安心感あんしんかんにもつながりますので、こえかけををおこないましょう。

5 排便時はいべんじは,いきめてはらちかられるようにすすめる。

【×】あやまりです。臥床状態がしょうじょうたい場合ばあい腹圧ふくあつがかからないため排便はいべんむずしくなります。腹圧ふくあつをかけることは必要ひつようですが、いきめると心臓ひつよう負担ふくあつがかかるため、おすすめしません。

#終末期しゅうまつき