解答と解説
事例を読んで、利用者に適したサービス(住まいの場)を選ぶ問題です。
答えは、「4」です。
サービスを選ぶ事例を読むときに、注目するポイントは次のとおりです。
- 要介護度
- 認知症の有無
- 公的年金で、公営住宅の3階で生活している(経済状況)
- 膝の具合が悪いが、自炊は楽しんでいる(できること・できないこと)
1 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
【×】Cさんに認知症の症状があることは、事例には書かれていないため、認知症の要介護者を対象とした施設を紹介するのは適切ではありません。
2 介護付有料老人ホーム
【×】Cさんは、要支援1で、自炊も行える状態です。介護付有料老人ホームは、要介護者に介護保険サービスを提供する施設です。Cさんを紹介する施設としては適切ではありません。
3 軽費老人ホームA型
【×】軽費老人ホームは、60歳以上の人に、無料または低所得な料金で、食事の提供やその他日常生活に必要なサービスを提供する施設です。
A型は食事を提供、B型は自炊が原則となっています。
Cさんは自炊ができますので、食事が提供されるA型の施設を紹介することは適切ではありません。
4 サービス付き高齢者向け住宅
【○】サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の住居の安定確保に関する法律に基づく、バリアフリーの施設です。各居住部分に、水洗便所、洗面設備等が設置となっているので、膝が悪く公営住宅の3階で暮らしているCさんにとって、身体の負担がなく過ごせる住まいの場として適しています。
5 養護老人ホーム
【×】養護老人ホームは、環境上の理由及び経済的理由により、居宅において養護を受けることが難しい人が入る施設です。公的年金で自炊生活ができているCさんを紹介する場としては適切ではありません。
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