解答と解説
問題85
認知症の人に配慮した生活環境に関する問題です。
答えは、「1」です。
今回の問題のポイントは、「施設での生活環境」です。
自宅と違って、慣れない環境や知らない人、知らないスタッフがいる環境は認知症の人にとって、不安になることばかりです。
BPSDにもつながりますので、環境の整備はとても大切です。
1 いつも安心感をもってもらえるように接する。
【○】正しい選択肢です。知らない施設での環境は不安に感じることが多いため、いつも安心感をもってもらえるように接します。
2 私物は本人の見えないところに片付ける。
【×】誤りです。本人の見えないところに片付けると、大切な物が盗られてしまったと不安になるので、適切ではありません。
3 毎日新しい生活体験をしてもらう。
【×】誤りです。記憶障害があるため、新しいことを覚えることが難しくなります。毎日新しい体験をしてもらうことは適切ではありません。
4 壁の色と同系色の表示を使用する。
【×】誤りです。高齢者は色の見分けが難しいため、わかりやすい、気づいてもらいやすい表示にします。
5 日中は1人で過ごしてもらう。
【×】誤りです。1人で過ごしていると、より不安が増してしまいます。できるだけ1人の時間は減らすようにします。
#認知症 #生活環境 #BPSD