解答と解説
問題81
認知症に使用される薬物の副作用に関する問題です。
答えは、「2」です。
認知症で使用される抗精神病薬は、ドパミン受容体を遮断することで、脳内のドパミンの過剰状態を正常化し、幻覚、妄想、過活動などを抑える働きがあります。
副作用として、パーキンソン症候群が現れることがあるため、転倒や誤嚥のリスクが高まります。
1 歩幅が広くなる。
【×】誤りです。歩幅が狭くなり、転倒のリスクが高まります。
2 誤嚥のリスクが高くなる。
3 過剰に活動的になる。
【×】誤りです。日中の眠気やめまいが出るため、活動が低下します。
4 筋肉の緊張が緩む。
【×】誤りです。筋肉の緊張のこわばりや、振戦が起こることがあります。
5 怒りっぽくなる。
【×】誤りです。からだがだるくなることで、活動が低下し、無気力となることがあります。
#副作用 #抗精神病薬