解答と解説
問題71
日本における寿命と死因に関する問題です。
答えは、「5」です。
まず、選択肢に出てくる言葉を正しく理解しましょう。
「平均寿命」とは、0歳における平均余命(人が生存する平均年数)のことです。
「健康寿命」とは、健康で日常的に介護を必要としないで、自立して暮らすことができる期間のことです。
「平均余命」とは、ある年齢の人が、その後何年生きることができるかという期待値のことです。
1 健康寿命は,平均寿命よりも長い。
【×】誤りです。健康寿命は、健康的に自立して暮らすことができる期間です。平均寿命のほうが長いです。
2 人口全体の死因順位では,老衰が悪性新生物より上位である。
【×】誤りです。死因順位は、第1位が悪性新生物、第2位が心疾患、第3位が老衰となっています。
3 人口全体の死因で最も多いのは,脳血管障害(cerebrovascular disorder)である。
【×】誤りです。選択肢2のとおり、死因で最も多いのは、悪性新生物です。
4 平均寿命は,男女とも75歳未満である。
【×】誤りです。平均寿命は、男性が81.41歳、女性が87.45歳です。
5 90歳女性の平均余命は, 5年以上である。
【○】正しい選択肢です。90歳女性の平均余命は、5.71年です。
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