解答と解説
問題69
ストレンジ・シチュエーション法に関する問題です。
答えは、「1」です。
ストレンジ・シチュエーション法とは
エインズワースなどが提唱した愛着行動を分類する方法です。
愛着行動の有無や質を測るために、子どもにストレスを与えて愛着の行動を引き出し、その反応で4つのタイプに分類します。
※ストレスの有無や質を大きく「○」と「×」でチェックします。
①回避型
養育者がいなくても関係なく遊んでいて(○)、再会すると避けようとする。(×)
②安定型
養育者がいないと不安になり(×)、再会すると安心して遊び始める。(○)
③葛藤型(抵抗型)
養育者がいないと不安になり(×)、再会しても機嫌が直らない。(×)
④無秩序型
養育者に対する愛着行動に一貫性がなく(△)、感情が怒ったり、泣いたりと急に変わる。(△)
この問題のような選択肢が並んだ場合は、必ず同じところ、違うところが整理しやすいように、マークをつけながら解いていきましょう。
今回は安定型の選択肢を探しますので、「×と○」の組み合わせの選択肢を選びます。
1 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると安心して再び遊び始める。
【○】正しい選択肢です。×と○の組み合わせです。安定型の愛着行動です。
2 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると接近して怒りを示す。
【×】誤りです。×と×の組み合わせです。葛藤型(抵抗型)の愛着行動です。
3 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると関心を示さずに遊んでいる。
【×】誤りです。×と○の組み合わせのように見えますが、「関心を示さず」とあるので、無秩序型の愛着行動です。
4 養育者がいなくても不安な様子にならず,再会すると関心を示さずに遊んでいる。
【×】誤りです。○と×の組み合わせです。回避型の愛着行動です。
5 養育者がいなくても不安な様子にならず,再会すると喜んで遊び続ける。
【×】誤りです。○と○の組み合わせです。行動に一貫性がない無秩序型の愛着行動です。
#愛着行動 #ストレンジ・シチュエーション法