解答と解説
問題59
終末期における利用者の家族への支援に関する問題です。
答えは、「3」です。
病院以外で最期を迎える高齢者が増えているため、介護福祉士の試験でも、終末期や看取りに関する問題が出題されるようになってきています。
1 緊急連絡先を1つにすることを提案する。
【×】誤りです。緊急連絡先の人が常に連絡がつくとは限りません。もしものときのために、連絡先は複数聞いておくほうがいいでしょう。
2 面会を控えるように伝える。
【×】誤りです。看取り期は利用者と家族にとって最後の大切な時間です。家族の意向を聞きながら、負担にならない範囲で面会できるようにしましょう。
3 死に至る過程で生じる身体的変化を説明する。
【○】正しい選択肢です。看取り期の利用者の状態は、常に変化を伴います。それを見守る家族も不安が伴いますので、事前に説明をして受容できるように支援をしましょう。
4 死後の衣服は浴衣がよいと提案する。
【×】誤りです。昔は死後の衣服は浴衣がほとんどでしたが、近年は本人が気に入っていた衣服を着せることが増えてきています。必ずしも浴衣にこだわる必要はありません。
5 亡くなる瞬間に立ち会うことが一番重要だと伝える。
【×】誤りです。亡くなる瞬間に立ち会うことが一番重要ではありません。家族の意向も確認しながら、大切な人の死を受け入れられるように最期の時間を過ごせるように支援します。
#看取り #終末期 #家族支援