個別問題

【第34回試験】問題53(生活支援技術)

生活支援技術せいかつしえんぎじゅつ

問題もんだい53

つぎ記述きじゅつのうち,排泄物はいせつぶつよごれた衣類いるいをタンスにかくしてしまう認知症にんちしょう(dementia)の利用者りようしゃへの対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 タンスのなかよごれた衣類いるいれられる場所ばしょ確保かくほする。
2 「よごれた衣類いるいれないように」とタンスに貼紙はりがみをする。
3 トイレにくときには,同行どうこうしてちかくで監視かんしする。
4 つなぎふくすすめる。
5 かくすところをたら,毎回まいかい注意ちゅういする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい53

認知症にんちしょう利用者りようしゃ対応たいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

認知症にんちしょう利用者りようしゃ対応たいおうは、その言動げんどうがどのような理由りゆう背景はいけいにあるのかをかんがえ、そのひとった対応たいおうをすることが大切たいせつです。

1 タンスのなかよごれた衣類いるいれられる場所ばしょ確保かくほする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。自尊心じそんしん大切たいせつにし、また衛生面えいせいめんからも、この選択肢せんたくしもっとただしいといえます。

2 「よごれた衣類いるいれないように」とタンスに貼紙はりがみをする。

【×】あやまりです。貼紙はりがみをする行為こういは、周囲しゅういひとからも確認かくにんできるため、本人ほんにん自尊心じそんしんきずつけることになり、適切てきせつではありません。

3 トイレにくときには,同行どうこうしてちかくで監視かんしする。

【×】あやまりです。「監視かんし」とは不都合ふつごうことこらぬように警戒けいかいしてひとうごきなどを見張みはることです。介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうとしては、適切てきせつではありません。

4 つなぎふくすすめる。

【×】あやまりです。つなぎふくは、自分じぶん衣類いるい着脱ちゃくだつができにくくなり、身体しんたい拘束こうそくたり、原則げんそく禁止きんしとされています。

5 かくすところをたら,毎回まいかい注意ちゅういする。

【×】あやまりです。注意ちゅういをされると、混乱こんらんしてしまい、自尊心じそんしんきずつけてしまいます。

#認知症にんちしょう #自尊心じそんしん