解答と解説
問題45
慢性腎不全の人の食事に関する問題です。
答えは、「2」です。
慢性腎不全とは、腎臓の働きが正常の30%以下に低下した状態をいいます。
腎臓の働きが低下すると、体内の老廃物の排出機能などが低下するため、食事管理が必要になります。
訪問介護の現場では、利用者の食事を作る場面もありますので、栄養や調理法についても疾患とあわせて勉強しましょう。
1 エネルギーの高い植物油を控える。
【×】誤りです。慢性腎不全の人はカロリーの制限はありません。たんぱく質に制限があるため、エネルギーが不足しがちなので、エネルギー補給のために適しています。
2 レモンや香辛料を利用し,塩分を控えた味付けにする。
【○】正しい選択肢です。塩分制限があることから、味が薄く感じてしまう人もいます。対策としてレモンや香辛料を利用することは効果的です。
3 肉や魚を多めにする。
【×】誤りです。たんぱく質の制限があるため、適切ではありません。
4 砂糖を控えた味付けにする。
【×】誤りです。選択肢1と同じです。カロリー制限はありません。
5 野菜は生でサラダにする。
【×】誤りです。カリウムの制限があります。生野菜はカリウムを多く含んでいるため、野菜は蒸す、ゆでるなど調理をして提供します。
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