解答と解説
問題16
生活保護制度に関する問題です。
答えは、「1」です。
保護の種類を整理しましょう。
生活保護の給付は、金銭の給付または貸与によって保護を行う金銭給付と物品や医療の給付、介護サービスなど金銭以外で保護を行う現物給付の2つに分けられます。
生活保護の種類
1.出産扶助
子どもを出産する費用(原則、金銭給付)
2.教育扶助
義務教育にかかる費用(原則、金銭給付)
3.生業扶助
職業訓練を受けるための費用、就職活動に伴う経費、または自営業を始めるための初期投資などの費用(原則、金銭給付)
4.住宅扶助
家賃にかかる費用(原則、金銭給付)
5.生活扶助
日々の暮らしにかかる食費、被服費、光熱費、第1号被保険者の介護保険料など(原則、金銭給付)
6.医療扶助
病気やけがの治療のために医療機関等で医療を提供する(原則、現物給付)
7.介護扶助
介護または支援が必要な生活保護受給者に対して、介護や用具の貸与などのサービスを提供する(原則、現物給付)
8.葬祭扶助
葬式にかかる費用(原則、金銭給付)
1 生活保護の給付方法には,金銭給付と現物給付がある。
2 生活保護の申請は,民生委員が行う。
【×】誤りです。生活保護の申請は、原則として本人または親族からの申請となります。
3 生活保護法は,日本国憲法第13条にある幸福追求権の実現を目的としている。
【×】誤りです。生活保護法は,日本国憲法第25条にある生存権に基づいています。
4 生活保護を担当する職員は,社会福祉士の資格が必要である。
【×】誤りです。生活保護を担当する職員は、社会福祉主事任用資格が必要です。
5 生活保護の費用は,国が全額を負担する。
【×】誤りです。生活保護の費用は、国が3/4、地方自治体が1/4を負担します。
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