【第34回試験】問題123（総合問題4）

総合問題そうごうもんだい4

次つぎの事例じれいを読よんで、問題もんだい123から問題もんだい125までについて答こたえなさい。

［事例じれい］

Ｆさん（50歳さい，女性じょせい，障害支援区分しょうがいしえんくぶん5）は，アテトーゼ型がた（athetosis）の脳性麻痺のうせいまひ（cerebral palsy）による四肢しし・体幹たいかん機能きのう障害しょうがいがある。居宅介護きょたくかいごを利用りようし，入浴にゅうよくの支援しえんを受うけながら母親ははおや（79歳さい）と暮くらしていた。Ｆさんは障害しょうがい基礎きそ年金ねんきん1級きゅうを受給じゅきゅうしていて，Ｆさん名義めいぎの貯蓄ちょちくがある。金銭管理きんせんかんりは母親ははおやが行おこなっていた。
Ｆさんは， 3年前ねんまえに誤嚥性肺炎ごえんせいはいえん（aspiration pneumonia）で入院にゅういんしたことがある。言語げんご障害しょうがいがあり，慣なれた人ひとでないと言葉ことばが聞きき取とりにくい。自宅じたくでは車くるまいすに乗のり，足あしで床ゆかを蹴けって移動いどうし，屋外おくがいは母親ははおやが車くるまいすを押おしていた。Ｆさんは自宅内じたくないの移動いどう以外いがいの日常にちじょう生活せいかつについては，母親ははおやから全面的ぜんめんてきに介護かいごを受うけて生活せいかつしていた。
最近さいきん，日中活動にっちゅうかつどうの場ばと短期入所たんきにゅうしょ（ショートステイ）の利用りようについて，市しの障害しょうがい福祉ふくし課かに相談そうだんするようになった。
ところが，母親ははおやが持病じびょうの心疾患しんしっかん（heart disease）で亡なくなり，市しの障害しょうがい福祉ふくし課かがＦさんと当面とうめんの生活せいかつについて検討けんとうすることになった。
Ｆさんは1人ひとりで生活せいかつすることは難むずかしいと思おもい，施設入所しせつにゅうしょを希望きぼうしている。

問題もんだい123

Ｆさんの脳性麻痺のうせいまひ（cerebral palsy）の特徴とくちょうに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち，最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1　強つよい筋緊張きんきんちょうから，四肢ししの突つっ張ぱりが強つよい。
2　不随意運動ふずいいうんどうが生しょうじて，運動うんどうコントロールが困難こんなんになる。
3　文字もじの読よみの不正確ふせいかくさがあり，読よんだ内容ないようを理解りかいしにくい。
4　動作どうさは緩慢かんまんで，表情ひょうじょうが乏とぼしくなる。
5　着衣失行ちゃくいしっこうが生しょうじる。