解答と解説
問題105
入浴介助の際に注意すべきポイントに関する問題です。
答えは、「5」です。
浴槽から急に立ち上がるとなぜふらつくのか、からだのしくみから原因を考えます。
1 体温の上昇
【×】誤りです。入浴すると体温は上がりますが、ふらつきを起こすほどの上昇ではありません。
2 呼吸数の増加
【×】誤りです。入浴すると呼吸数が増加しますが、ふらつきとは関係がありません。
3 心拍数の増加
【×】誤りです。42℃以上の熱いお湯で入浴をすると、心拍数が上昇し、血圧があがります。しかし、ふらつきへの影響はありません。
4 動脈血酸素飽和度の低下
【×】誤りです。入浴時は動脈血酸素飽和度は低下します。しかし、ふらつきとは関係がありません。
5 血圧の低下
【○】正しい選択肢です。時間をかけて湯につかった後に、急に立ち上がると、静脈から心臓に戻る血流が減少し血圧が低下します。これにより、脳への血流も減少し、ふらつきます。