解答と解説
問題97
ライチャードの高齢者(老年期)の性格の分類に関する問題です。
答えは、「2」です。
ライチャードは高齢者の性格の特性を5つに分類しました。
ライチャードの高齢者の性格分類
適応型
1.円熟型
自分が年を取るということを自覚し、ありのままを受入れ、活動意欲が下がらないタイプ。定年退職後も自分で積極的に社会参加をし、周囲に負担をかけることなく自分で暮らしを楽しもうとできる。
2.安楽いす型(依存型)
自分が年を取るということを自覚し、受入れてはいるものの、他人に依存している受身タイプ。積極性はないものの、誘われれば新しいところへ参加し、気楽に生活を送ろうとする。
3.防衛型(装甲型)
老いることへの不安や恐怖を自ら活動することでコントロールし、自己防衛するタイプ。
責任感が強いため、無理をしてでも様々な活動してしまうこともある。
不適応型
4.外罰型(憤慨型)
自分の過去や老いを受入れることができないタイプ。失敗などの原因を自分ではなく、他人のせいにしてしまう。
5.内罰型(自責型)
自分の過去全体を失敗とみなし、その原因が自分にあると考えるタイプ。愚痴と後悔を繰り返すため、うつ病になりやすい。
1 自分の過去に対して自責の念を抱く。
【×】誤りです。内罰型(自責型)に当てはまる記述です。
2 年を取ることをありのまま受け入れていく。
3 若いときの積極的な活動を維持する。
【×】誤りです。防衛型(装甲型)に当てはまる記述です。
4 他者の援助に依存する。
【×】誤りです。安楽いす型(依存型)に当てはまる記述です。
5 責任から解放されることを好む。
【×】誤りです。安楽いす型(依存型)に当てはまる記述です。