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【第31回試験】問題65(介護過程)

介護過程

問題もんだい65

Gさん(79 さい男性だんせい)は認知症対応型共同生活介護にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご(グループホーム)に入居にゅうきょしている。短期目標たんきもくひょうを「なじみのみせ買物かいものができる(2かげつ)」として,つき3 かい買物かいもの計画けいかく実施じっしした。初回しょかい順調じゅんちょうであったが, 2回目かいめにレジでうしろにならひとから,「おそい,はやくして」とわれて,H介護福祉職かいごふくししょく支払しはらった。GさんはH介護福祉職かいごふくししょくに,「ほしいものえらんでも,自分じぶん支払しはらわないとったにならん」とい,そのたのしみにしていたかいものかなくなった。
ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際こくさい生活機能分類せいかつきのうぶんるい)の視点してんもとづいて介護計画かいごけいかく内容ないよう見直みなおすにあたり,もっと配慮はいりょすべき構成要素こうせいようそを1つえらびなさい。

1 身体構造しんたいこうぞう
2 個人因子こじんいんし
3 心身機能しんしんきのう
4 環境因子かんきょういんし
5 活動かつどう

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい65

ICF(国際生活機能分類こくさいせいかつきのうぶんるい)の視点してんもとづき、対象者たいしょうしゃくば構成要素こうせいようそえら問題もんだいです。

こたえは、「4」です。

1 身体構造しんたいこうぞう

【×】「身体構造しんたいこうぞう」とは、器官きかん骨格こっかく筋肉きんにく、その構成部分こうぞうぶぶんなどの解剖かいぼう学的がくてき部分ぶぶんです。
Gさんについて、このてん問題もんだいがあるような記載きさいはありません。

2 個人因子こじんいんし

【×】「個人因子こじんいんし」とは、個人こじん人生じんせい経歴けいれきなど)や生活せいかつ背景はいけいなどその人個人ひとこじん特徴とくちょうです。Gさんの個人因子こじんいんしについて見直みなお課題かだい見当みあたりません。

3 心身機能しんしんきのう

【×】「心身機能しんしんきのう」とは、うごき、精神せいしんはたらき、視覚しかく聴覚ちょうかく内臓ないぞうはたらきなどのことです。Gさんについて、これらの課題かだい記載きさいされていません。

4 環境因子かんきょういんし

【○】Gさんのものは、初回しょかい(1回目かいめ)は順調じゅんちょうでした。しかし、2回目かいめほかの人にはやくするように言われたこと、それにより介護福祉職かいごふくししょく支払しはらいをしてしまったことが課題かだいです。これらは、「環境因子かんきょういんし」なので、ただしい選択肢せんたくしです。

5 活動かつどう

【×】「活動かつどう」とは、生活上せいかつじょう目的もくてきち、つながりのある具体的ぐたいてきこうのことです。歩行ほこうなどの日常生活行為にちじょうせいかつこういだけでなく、家事かじ仕事しごと趣味しゅみなどすべてがはいります。今回こんかいのGさんの課題かだいはここではありません。

#icf #国際生活機能分類 #構成要素

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