介護福祉士国家試験では、
「認知機能障害が
みられることはまれである」
「下痢が
原因となることはまれである」など、
「まれ」という
言葉が
使われます。
「まれ」とは、
起こることや
見られることが
とても少ない
という意味です。
ただし、
「まれ」=「ない」
ではありません。
この違いを
正しく読むことが
大切です。
✓
この記事で
確認すること
「まれ」の
意味と、
実際の
過去問で
「~ことはまれである」という
表現が
どのように使われているか
を確認します。
また、
「まれ」を
「ない」と間違えて
読まないための
ポイントも学びます。
1.「まれ」とは?
「まれ」とは、
起こることや
見られることが
とても少ない
という意味です。
介護福祉士国家試験では、
病気の
症状や
原因について、
「~ことはまれである」のような
形で
使われることがあります。
「まれ」の意味
まれ
↓
起こることが
とても少ない
たとえば
この病気になることは
まれです。
→ この病気になる
人は
とても少ないです。
この症状が
見られることは
まれです。
→ この症状が
見られることは
とても少ないです。
まれに
副作用が
起こる。
→ とても少ないですが、
副作用が
起こることがあります。
「まれ」と「ない」は
同じではありません
まれである
起こることはあります。
しかし、その数や
回数は
とても少ないです。
→ 「ある。でも、とても少ない」
~ない
起こらない、
または見られないという
意味です。
→ 「ない」
⚠ 「まれ」=「ない」と
考えない
「まれである」と
書いてあっても、
「ぜったいに起こらない」
という意味ではありません。
× まれ = 起こらない
○ まれ =
起こることはあるが、
とても少ない
試験で
見ることがある
形
~ことはまれである
~ことはまれです
まれに~がある
まれに~が見られる
「まれ」が
出たら、
「何が
とても少ないのか」
を確認しましょう。
「ない」という意味ではないことも
大切です。
2.過去問ではどう
使われる?
「まれ」は、
介護福祉士国家試験で、
「~ことはまれである」
という形で
何度も
使われています。
この形が
出たら、
「~ことは、とても少ない」
と読み換えると
わかりやすくなります。
第37回
問題41・
選択肢4
実際の
文章
認知機能障害が
みられることは
まれである
。
この「まれである」は?
認知機能障害が
みられることは
まれである
↓
認知機能障害が
みられることは
とても少ない
何が「まれ」?
認知機能障害が
みられること
↓
それが起こることは
とても少ない
この文では、
「認知機能障害が
みられること」が
「まれ」だと
書かれています。
「まれである」を
「とても少ない」
に変えると、
文の
意味が
わかりやすくなります。
⚠ 「みられない」という意味ではありません
「みられることはまれである」は、
「みられることはあるが、とても少ない」
という意味です。
第35回
問題38・
選択肢4
実際の
文章
下痢が
原因となることは
まれである
。
やさしい言葉に
変えると
下痢が
原因となることは
まれである
↓
下痢が
原因になることは
とても少ない
何が「まれ」?
下痢が
原因となること
↓
それが原因になることは
とても少ない
この問題では、
高齢者の
脱水について
問われています。
「下痢が
原因となることはまれである」は、
「下痢が
原因になることは
とても少ない」
という意味です。
まずこのように
文を
正しく読んでから、
その内容が
正しいかを
判断します。
第34回
問題76・
選択肢3
実際の
文章
頻呼吸になることは、
まれである
。
この文の
意味は?
頻呼吸になることは、
まれである
↓
頻呼吸になることは、
とても少ない
「頻呼吸」とは、
呼吸の
回数が
多くなることです。
この選択肢では、
「頻呼吸になることは
とても少ない」
と言っています。
「頻呼吸になる」
という部分だけでなく、
「まれである」まで読む
ことが大切です。
過去問から
わかること
~ことはまれである
→ ~ことは、とても
少ない
~がみられることはまれである
→ ~がみられることはあるが、
とても少ない
~になることはまれである
→ ~になることはあるが、
とても少ない
「まれ」が
出たら、
「何が
とても少ないのか」
を確認しましょう。
「まれ」=「ない」ではありません。
3.問題を
解くときのポイント
「まれ」が
問題文や
選択肢に
出たら、
まず
「何が
とても少ないのか」
を確認しましょう。
💡 「まれである」は
「とても少ない」に
変えて読む
~ことはまれである
↓
~ことは、とても
少ない
4つの順番で
考えよう
1
「何がまれ?」
を確認する
「~ことはまれである」の
「~こと」の部分を
確認する
2
「まれである」を
「とても少ない」に
変える
難しい
選択肢でも、
やさしい言葉に
変えると
意味が
わかりやすくなる
3
「まれ」=「ない」と
考えない
「まれ」は
「起こることはあるが、
とても少ない」
という意味
4
本当に
「とても少ない」のか
判断する
文の
意味を
理解したあとで、
介護や
医療の
知識を
使って
正誤を
判断する
「何がまれ?」を
見つけよう
認知機能障害が
みられることはまれである
→ 「認知機能障害が
みられること」が
とても少ない
下痢が
原因となることは
まれである
→ 「下痢が
原因になること」が
とても少ない
頻呼吸になることは
まれである
→ 「頻呼吸になること」が
とても少ない
「まれ」と「ない」を
分けて読もう
まれである
起こることはあるが、
その数や
回数が
とても少ない。
→ 「ある。でも、とても少ない」
~ない
起こらない、
見られないという
意味。
→ 「ない」
⚠ 「まれである」を読み落とさない
試験では、
症状や
原因だけを
見て
判断すると、
文の
意味を
反対に
読んでしまうことがあります。
下痢が
原因となる
↓
「下痢が
原因になる」
だけではなく、
「それはまれである」まで
読む
「~になる」
「~がみられる」
「~が原因になる」
だけで判断せず、
「まれである」まで含めて
選択肢を
読みましょう。
問題ではこの順番
① 何がまれ?
↓
② 「とても少ない」に
変える
↓
③ 「ない」と考えない
↓
④ 本当に
とても少ないのか
判断する
4.まとめ
「まれ」とは、
起こることや
見られることが
とても少ない
という意味です。
覚えておこう
まれ
↓
起こることが
とても少ない
「まれ」と「ない」の
違い
~ことはまれである
↓
~ことはあるが、
とても少ない
~ない
↓
~しない・
起こらない
試験で
「まれ」が
出たら、
「何が
とても少ないのか」
を確認しましょう。
「まれ」=「ない」ではありません。