生活支援技術
問題52
次のうち,下痢をしている利用者の水分補給として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 白湯
2 牛乳
3 炭酸水
4 コーヒー
5 冷水
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
問題52(解答と解説)
下痢をしている利用者の水分補給に関する問題です。
答えは、「1」です。
下痢のときは、胃や腸がとても弱くなっています。そのため、胃腸に負担をかけない水分を、少しずつ補給します。
1 白湯
【○】正しい選択肢です。白湯は、一度沸かしたお湯を飲みやすい温度まで冷ましたものです。下痢のときは、体の水分が失われやすく、脱水になりやすい状態です。白湯は刺激が少なく、胃や腸に負担をかけにくいため、水分補給として適しています。
2 牛乳
【×】誤りです。牛乳には脂肪分や乳糖が含まれているため、下痢のときには腸に負担をかけるてしまいます。適切ではありません。
3 炭酸水
【×】誤りです。炭酸水にはガス(二酸化炭素)が含まれているため、お腹が張ったり、胃腸が刺激されることがあります。下痢のときは、胃腸を休ませることが大切なので、適切ではありません。
4 コーヒー
【×】誤りです。コーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインは胃腸を刺激したり、利尿作用によって尿を出しやすくしたりすることがあります。下痢で水分が失われているときの水分補給としては、適切ではありません。
5 冷水
【×】誤りです。下痢のときは、腸が敏感になっています。冷たい水を飲むと、腸が刺激されて腹痛や下痢が強くなることがあります。水分補給は必要ですが、冷たい水は適切ではありません。
問題53
Aさん(83歳,男性,要介護1)は,一人暮らしで,少額の年金で生活している。Aさんは軽度の認知症(dementia)と診断を受けている。近所には親しくしている人が複数人いる。ある日,訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると,近所のスーパーで購入した未開封の健康食品が山積みになっていた。Aさんが財布を持ってきて,「買いたいものがたくさんあるが,お金が足りない。どうしたらよいか」と訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。
このときの訪問介護員(ホームヘルパー)の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「お金は足りているから安心して大丈夫ですよ」と伝える。
2 近所の親しい人に,財布を預かってもらえるか,聞いてみる。
3 鍵付きの引き出しに財布を入れ,訪問介護員(ホームヘルパー)が鍵を管理する。
4 「お金の使い方について,一緒に考えてみませんか」と提案する。
5 健康食品のクーリング・オフを勧める。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
問題53(解答と解説)
認知症のある利用者の金銭管理への対応に関する問題です。
答えは、「4」です。
Aさんは「お金が足りなくて困っている」と自らヘルパーに相談しています。まずは本人の不安な気持ちを受け止め、自己決定を尊重しながら一緒に考えていく姿勢が大切です。
1 「お金は足りているから安心して大丈夫ですよ」と伝える。
【×】誤りです。「お金が足りなくて困っている」というAさんに一方的に「大丈夫」といっても不安は解消されません。まずはAさんの不安を受け止めることが大切です。
2 近所の親しい人に,財布を預かってもらえるか,聞いてみる。
【×】誤りです。親しい近所の人でも、本人のお金を預けることはトラブルにつながる可能性があります。必要な場合は、家族、ケアマネジャー、成年後見制度など、正式な支援につなげることが大切です。
3 鍵付きの引き出しに財布を入れ,訪問介護員(ホームヘルパー)が鍵を管理する。
【×】誤りです。介護福祉職が利用者のお金を管理すると、紛失や金銭トラブルの原因になります。また、本人の財産を本人の意思で使えない状態になり、権利を奪うことになります。
4 「お金の使い方について,一緒に考えてみませんか」と提案する。
【○】正しい選択肢です。Aさんは、「買いたいものがあるが,お金が足りない。どうしたらよいか」と相談しています。まずは、介護福祉職が勝手に判断をするのではなく、本人と一緒に考え、本人の自己決定を尊重する姿勢が大切です。
5 健康食品のクーリング・オフを勧める。
【×】誤りです。クーリング・オフとは、商品を買った後に、一定期間内であれば理由なしで契約を取り消せる制度です。しかし、Aさんは近所のスーパーで健康食品を購入しており、これは一般的にクーリング・オフの対象になりません。
問題54
繊維や衣類の性質と洗濯方法に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 綿の柄物シャツには酸素系漂白剤を使う。
2 ナイロンのレインウエアは脱水時間を長くする。
3 ウールのニットセーターは乾燥機を使う。
4 レーヨンのパジャマはすすぎ時間を長くする。
5 絹のブラウスには弱アルカリ性洗剤を使う。
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問題54(解答と解説)
繊維(服の糸の材料)や衣類の性質と洗濯方法に関する問題です。
答えは、「1」です。
服の素材(綿、ナイロン、ウールなど)にはそれぞれ特徴があります。生地を傷めたり、洗濯機の事故を起こしたりしないために、素材に合った洗剤や正しい洗い方を選ぶことが大切です。
1 綿の柄物シャツには酸素系漂白剤を使う。
【○】正しい選択肢です。酸素系漂白剤とは、服を白くするだけでなく、汚れやにおいを落とす目的で使われる色柄物にも比較的使いやすい漂白剤です。綿は比較的丈夫な素材ですが、柄物や色物の場合、強い漂白剤を使うと色落ちすることがあるため、酸素系漂白剤を使います。
2 ナイロンのレインウエアは脱水時間を長くする。
【×】誤りです。レインウエアは雨を防ぐための衣類です。水を通さない生地を洗濯機に長く入れて脱水すると、生地や防水加工が傷むことがあります。また、水が外に抜けず洗濯機が壊れる危険があります。
3 ウールのニットセーターは乾燥機を使う。
【×】誤りです。ウールは動物の毛からできた素材で、熱や摩擦(こすれ)に弱い性質があります。乾燥機の熱や回転によって、セーターが縮んだり、形が変わったりすることがあります。洗ったあとは、タオルで水分を取り、形を整えて平らな場所で干すのが基本です。
4 レーヨンのパジャマはすすぎ時間を長くする。
【×】誤りです。レーヨンとは、サラサラして肌触りが良い素材ですが、水を含むと縮みやすく、しわになりやすい性質があります。長時間すすぐと、生地が傷んだり、型くずれしたりすることがあります。
5 絹のブラウスには弱アルカリ性洗剤を使う。
【×】誤りです。絹とは、蚕のまゆから作られる天然繊維で、シルクとも呼ばれます。光沢があり高級ですが、とてもデリケートな素材です。弱アルカリ性洗剤は洗浄力が強い反面、絹の繊維を傷めることがあります。
問題55
Aさん(82歳,女性,要介護1)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を週1回利用し,生活援助を受けながら,自宅で一人暮らしをしている。調理はAさん本人が行うなど,できることは自分で行いたいと思っている。ある日,訪問介護員(ホームヘルパー)はAさんから買物リストを渡されて,近くのスーパーで食材を購入してきた。
次の記述のうち,Aさんへの生活援助における訪問介護員(ホームヘルパー)の対
応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 依頼された食材が安かったので,リストに書かれた数より多く購入した。
2 おつりとレシート,購入した食材の確認を,Aさんにすべて任せた。
3 冷蔵庫を開けたとき,賞味期限切れの食材があったため廃棄した。
4 買物リストは,次から訪問介護員(ホームヘルパー)が書くことを提案した。
5 購入した食材で調理しにくいものがないか,Aさんに確認した。
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問題55(解答と解説)
訪問介護における生活援助と本人の自立支援に関する問題です。
答えは、「5」です。
訪問介護における生活援助とは、自宅で生活する利用者が、日常生活を続けられるように家事などを支援する介護保険サービスです。
生活援助は、利用者の身体に直接触れる「身体介護」と異なり、掃除、洗濯、調理、買い物などを支援します。
1 依頼された食材が安かったので,リストに書かれた数より多く購入した。
【×】誤りです。Aさんは買物リストを作り、必要な食材を訪問介護員に依頼しています。たとえ安くても、本人の希望を確認せずに訪問介護員の判断で多く買うことは適切ではありません。
2 おつりとレシート,購入した食材の確認を,Aさんにすべて任せた。
【×】誤りです。すべてを本人に任せるだけでは、生活援助として不十分です。訪問介護員は買物を代行した立場なので、本人と一緒に確認します。
3 冷蔵庫を開けたとき,賞味期限切れの食材があったため廃棄した。
【×】誤りです。廃棄とはいらないものを捨てることです。賞味期限が切れている食材であっても、訪問介護員が勝手にAさんの物を捨ててはいけません。
4 買物リストは,次から訪問介護員(ホームヘルパー)が書くことを提案した。
【×】誤りです。Aさんは、できることは自分で行いたいと思っています。Aさんができること、していることの代行を提案することは、本人の自立を妨げてしまいます。
5 購入した食材で調理しにくいものがないか,Aさんに確認した。
【○】正しい選択肢です。本人の意思と生活のしやすさを確認する適切な対応です。Aさんは自分で調理を行ってるため、購入した食材が使いやすいか、調理しにくいものがないかを本人に確認することは大切です。Aさんができることを続けるための支援にもなります。
問題56
次の記述のうち,良質な睡眠のための環境づくりとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 日中は,強度の高い運動を多く取り入れる。
2 夜食は,就寝直前にとる。
3 入浴は,就寝の1 〜2 時間前に行う。
4 眠気がなくても,決まった時間に目を閉じる。
5 寝ている間も,照明は明るくしておく。
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問題55(解答と解説)
良質な睡眠のための生活習慣と環境づくりに関する問題です。
答えは、「3」です。
1 日中は,強度の高い運動を多く取り入れる。
【×】誤りです。良質な睡眠のためには、日中に体を動かすことは効果的ですが、強さが高すぎると、疲れがたまったり、夜になっても興奮が残って眠れなくなることがあります。
2 夜食は,就寝直前にとる。
【×】誤りです。就寝直前に食事をすると、胃や腸が消化のために働き続けるため、体が休みにくくなり、睡眠の質が下がってしまいます。また、胸やけや胃もたれの原因になることもあります。
3 入浴は,就寝の1 〜2 時間前に行う。
【○】正しい選択肢です。入浴すると体が温まります。その後、体温が少しずつ下がることで、自然に眠気が出やすくなります。就寝の1~2時間前に入浴するのがよいとされています。
4 眠気がなくても,決まった時間に目を閉じる。
【×】誤りです。毎日の起床時間や生活リズムを整えることは大切です。しかし、眠くないのに無理に布団の中で目を閉じていると、「眠れない」という不安が強くなることがあります。リラックスできる軽いストレッチなどをして、眠気が出てから寝るほうがよいとされています。
5 寝ている間も,照明は明るくしておく。
【×】誤りです。明るい照明は、脳に「昼間」と感じさせることがあります。そのため、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めやすくなったりします。
問題57
Aさん(83歳,女性,要介護3)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左片麻痺があり,介護老人福祉施設に入所している。ある日の夜間,仰臥位(背臥位)で寝ていたAさんが,「背中が重く感じて,眠れない」と介護福祉職に訴えた。
次の記述のうち,介護福祉職がAさんに行う介護として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ファーラー位にして,左下肢にクッションを入れる。
2 両上肢の下に,クッションを入れる。
3 両膝窩部に,クッションを入れる。
4 右側臥位にして,クッションを抱いてもらう。
5 右下肢の足部に,クッションを入れる。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
問題57(解答と解説)
脳梗塞後遺症による左片麻痺がある人の安楽な体位に関する問題です。
答えは、「4」です。
Aさんは仰向けでずっと寝ていたため、背中に体重が集中して苦しくなっています。
背中の圧迫を減らし、麻痺側の腕や体をクッションで安全に支える姿勢をとり、体圧を分散させるようにします。
1 ファーラー位にして,左下肢にクッションを入れる。
【×】誤りです。ファーラー位とは、ベッドの背中側を起こして、上半身を起こした姿勢です。ファーラー位にすると上半身は起きますが、背中やお尻に圧がかかりやすくなり、背中の圧迫を減らすことはできません。
2 両上肢の下に,クッションを入れる。
【×】誤りです。上肢とは、腕や手のことです。腕の下にクッションを入れると、腕の重さを支えることはできますが、背中の圧迫を減らすことはできません。
3 両膝窩部に,クッションを入れる。
【×】誤りです。膝窩部とは、膝の裏側のくぼんだ部分です。膝の裏を少し支えると、腰の緊張がほぐれたり、足は楽になりますが、背中の圧迫を減らすことはできません。
4 右側臥位にして,クッションを抱いてもらう。
【○】正しい選択肢です。右側臥位にすると、仰向けで背中にかかっていた圧を減らすことができます。また、左片麻痺があるため、右側を下にした姿勢にすると、麻痺側の腕や体をクッションで支えやすくなり、楽な姿勢をとりやすくなります。
5 右下肢の足部に,クッションを入れる。
【×】誤りです。Aさんが困っているのは、仰向けで背中が重く感じることです。足の部分だけにクッションを入れても、背中の圧迫を減らすことはできません。
問題58
次の記述のうち,介護老人福祉施設で,終末期にある利用者とその家族に行う介護福祉職の支援として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者の苦しそうな姿を見せないように,家族には面会を控えてもらう。
2 利用者と家族の関係が良好でない場合は,家族と連絡を取らないようにする。
3 好きなものや食べたいものがある場合は,家族に持ってきてもらう。
4 苦痛を訴える場合は,家族から激励してもらう。
5 家族が不安になるため,体調の変化は伝えないようにする。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
問題58(解答と解説)
終末期にある利用者と家族への介護福祉職の支援に関する問題です。
答えは、「3」です。
終末期は、利用者本人の思いや生活の希望を尊重し、家族とも共有して支えます。
1 利用者の苦しそうな姿を見せないように,家族には面会を控えてもらう。
【×】誤りです。終末期では、利用者と家族が一緒に過ごす時間がとても大切です。苦しそうな姿を見ることは家族にとってつらい場合もありますが、面会を制限するのではなく、本人と家族の気持ちを確認し、安心して会えるように支援します。
2 利用者と家族の関係が良好でない場合は,家族と連絡を取らないようにする。
【×】誤りです。利用者と家族の関係には、いろいろな事情があります。関係がよくないからといって、介護福祉職が勝手に家族との連絡をやめることは適切ではありません。
3 好きなものや食べたいものがある場合は,家族に持ってきてもらう。
【○】正しい選択肢です。終末期では、本人の思いを尊重することが大切です。本人の楽しみや安心につながるだけでなく、家族にとっても、「最後に何かしてあげられた」という大切な思い出になります。医師と看護師とも相談しながら進めます。
4 苦痛を訴える場合は,家族から激励してもらう。
【×】誤りです。終末期の苦痛には、痛み、息苦しさ、不安、寂しさなどがあります。励ますことは本人にとって負担になります。医師や看護師に伝え、苦痛を和らげる対応を行い、家族には寄り添ってもらいます。
5 家族が不安になるため,体調の変化は伝えないようにする。
【×】誤りです。終末期はいつ状態が急変するか分かりません。家族は不安になることもありますが、心の準備をしたり、本人との大切な時間を逃したりしないためにも、必要な状況は伝えます。
選択肢1の「控える」は、マイナスなイメージで使われることがワードです。
選択肢で見かけたら、注意しましょう。
問題59
次の記述のうち,施設で亡くなった利用者家族への介護福祉職の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 悲しみの表出があった時点からかかわりを開始する。
2 傾聴よりも励ますことを重視する。
3 悲嘆は特異な反応のため注意する。
4 故人との思い出には触れないようにする。
5 悲嘆が長期化した場合は,専門医等へ相談するように助言する。
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問題59(解答と解説)
施設で亡くなった利用者の家族へのグリーフケアに関する問題です。
答えは、「5」です。
大切な人を亡した家族が悲しむことは自然な反応です。しかし、長く続くようであれば、必要に応じて専門職につなげます。
1 悲しみの表出があった時点からかかわりを開始する。
【×】誤りです。悲しみの表出とは、泣く、つらい気持ちを話す、落ち込むなど、悲しみを外に出すことです。悲しみが表に出てから関わるのではなく、亡くなる前から家族を支えることが大切です。
2 傾聴よりも励ますことを重視する。
【×】誤りです。傾聴とは、相手の話を途中で否定せず、気持ちに寄り添ってよく聴くことです。励ますことよりも、まず家族の気持ちを聴くことが大切です。
3 悲嘆は特異な反応のため注意する。
【×】誤りです。悲嘆とは、大切な人を失ったときに感じる深い悲しみや心の反応のことです。悲嘆は、大切な人を亡くしたときに起こる自然な反応です。
4 故人との思い出には触れないようにする。
【×】誤りです。故人との思い出を話すことは、家族の悲しみを支えることにつながる場合があります。無理に聞き出す必要はありませんが、家族が話したいときには、思い出を大切にしながら聴くことが大切です。
5 悲嘆が長期化した場合は,専門医等へ相談するように助言する。
【○】正しい選択肢です。大切な人を亡くした悲しみは自然な反応ですが、悲しみが長く続き、生活に支障がある場合は、専門的な支援につなげることが大切です。
問題60
次のうち,固定式歩行器が適した利用者として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 対麻痺で,下肢を交互に出すことができない人
2 片麻痺があって,麻痺側の指関節の拘縮がある人
3 両上肢の筋力が弱く,手関節に痛みがある人
4 両手の握力が保たれていて,数秒程度の立位保持ができる人
5 右の足根骨を骨折して,右下肢に体重をかけることができない人
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
問題60(解答と解説)
固定式歩行器が適した利用者に関する問題です。
答えは、「4」です。
固定式歩行器は、両手で握る力があり、立位がある程度保てる人に適しています。
固定式歩行器(こていしきほこうき)
1 対麻痺で,下肢を交互に出すことができない人
【×】誤りです。対麻痺とは、主に両方の下肢に麻痺がある状態です。下肢を交互に出すことができない人には、固定式歩行器は適していません。
2 片麻痺があって,麻痺側の指関節の拘縮がある人
【×】誤りです。固定式歩行器は「両手」で握って体を支えながら使います。片麻痺があり、さらに麻痺側の指に拘縮があると、歩行器のグリップをしっかり握ることができないため、適していません。
3 両上肢の筋力が弱く,手関節に痛みがある人
【×】誤りです。固定式歩行器は、両腕で持ち上げたり、体を支えたりしながら使います。そのため、両上肢の筋力が弱い人や、手首に痛みがある人には適していません。
4 両手の握力が保たれていて,数秒程度の立位保持ができる人
5 右の足根骨を骨折して,右下肢に体重をかけることができない人
【×】誤りです。足の甲や足首のあたりにある小さな骨が集まる部分で、骨折をすると体重をかけることが難しくなります。固定式歩行器は歩くときには足を出して体重を移動する必要があるために、適していません。