生活支援せいかつしえん技術ぎじゅつ

問題もんだい52

つぎのうち,下痢げりをしている利用者りようしゃ水分補給すいぶんほきゅうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 白湯さゆ
2 牛乳ぎゅうにゅう
3 炭酸水たんさんすい
4 コーヒー
5 冷水れいすい

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい52(解答かいとう解説かいせつ

下痢げりをしている利用者りようしゃ水分補給すいぶんほきゅうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

下痢げりのときは、ちょうがとてもよわくなっています。そのため、胃腸いちょう負担ふたんをかけない水分すいぶんを、すこしずつ補給ほきゅうします。


1 白湯さゆ

【○】ただしい選択肢せんたくしです。白湯さゆは、一度沸いちどわかしたおみやすい温度おんどまでましたものです。下痢げりのときは、からだ水分すいぶんうしなわれやすく、脱水だっすいになりやすい状態じょうたいです。白湯さゆ刺激しげきすくなく、ちょう負担ふたんをかけにくいため、水分補給すいぶんほきゅうとしててきしています。

2 牛乳ぎゅうにゅう

【×】あやまりです。牛乳ぎゅうにゅうには脂肪分しぼうぶん乳糖にゅうとうふくまれているため、下痢げりのときにはちょう負担ふたんをかけるてしまいます。適切てきせつではありません。

3 炭酸水たんさんすい

【×】あやまりです。炭酸水たんさんすいにはガス(二酸化炭素にさんかたんそ)がふくまれているため、おなかったり、胃腸いちょう刺激しげきされることがあります。下痢げりのときは、胃腸いちょうやすませることが大切たいせつなので、適切てきせつではありません。

4 コーヒー

【×】あやまりです。コーヒーにはカフェインがふくまれています。カフェインは胃腸いちょう刺激しげきしたり、利尿作用りにょうさようによって尿にょうしやすくしたりすることがあります。下痢げり水分すいぶんうしなわれているときの水分補給すいぶんほきゅうとしては、適切てきせつではありません。

5 冷水れいすい

【×】あやまりです。下痢げりのときは、ちょう敏感びんかんになっています。つめたいみずむと、ちょう刺激しげきされて腹痛ふくつう下痢げりつよくなることがあります。水分補給すいぶんほきゅう必要ひつようですが、つめたいみず適切てきせつではありません。

下痢げり ♯水分補給すいぶんほきゅう

問題もんだい53

Aさん(83さい男性だんせい要介護ようかいご1)は,一人暮ひとりぐらしで,少額しょうがく年金ねんきん生活せいかつしている。Aさんは軽度けいど認知症にんちしょう(dementia)と診断しんだんけている。近所きんじょにはしたしくしているひと複数人ふくすうにんいる。ある訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が訪問ほうもんすると,近所きんじょのスーパーで購入こうにゅうした未開封みかいふう健康食品けんこうしょくひん山積やまづみになっていた。Aさんが財布さいふってきて,「いたいものがたくさんあるが,おかねりない。どうしたらよいか」と訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)に相談そうだんした。
このときの訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の対応にかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 「おかねりているから安心あんしんして大丈夫だいじょうぶですよ」とつたえる。
2 近所きんじょしたしいひとに,財布さいふあずかってもらえるか,いてみる。
3 鍵付かぎつきのしに財布さいふれ,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)がかぎ管理かんりする。
4 「おかね使つかかたについて,一緒いっしょかんがえてみませんか」と提案ていあんする。
5 健康食品けんこうしょくひんのクーリング・オフをすすめる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい53(解答かいとう解説かいせつ

認知症にんちしょうのある利用者りようしゃ金銭管理きんせんかんりへの対応たいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「4」です。

Aさんは「おかねりなくてこまっている」とみずからヘルパーに相談そうだんしています。まずは本人ほんにん不安ふあん気持きもちをめ、自己決定じこけってい尊重そんちょうしながら一緒いっしょかんがえていく姿勢しせい大切たいせつです。


1 「おかねりているから安心あんしんして大丈夫だいじょうぶですよ」とつたえる。

【×】あやまりです。「おかねりなくてこまっている」というAさんに一方的いっぽうてきに「大丈夫だいじょうぶ」といっても不安ふあん解消かいしょうされません。まずはAさんの不安ふあんめることが大切たいせつです。

2 近所きんじょしたしいひとに,財布さいふあずかってもらえるか,いてみる。

【×】あやまりです。したしい近所きんじょひとでも、本人ほんにんのおかねあずけることはトラブルにつながる可能性かのうせいがあります。必要ひつよう場合ばあいは、家族かぞく、ケアマネジャー、成年後見制度せいねんこうけんせいどなど、正式せいしき支援しえんにつなげることが大切です。

3 鍵付かぎつきのしに財布さいふれ,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)がかぎ管理かんりする。

【×】あやまりです。介護福祉職かいごふくししょく利用者りようしゃのおかね管理かんりすると、紛失ふんしつ金銭きんせんトラブルの原因げんいんになります。また、本人ほんにん財産ざいさん本人ほんにん意思いし使つかえない状態じょうたいになり、権利けんりうばうことになります。

4 「おかね使つかかたについて,一緒いっしょかんがえてみませんか」と提案ていあんする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。Aさんは、「いたいものがあるが,おかねりない。どうしたらよいか」と相談そうだんしています。まずは、介護福祉職かいごふくししょく勝手かって判断はんだんをするのではなく、本人ほんにん一緒いっしょかんがえ、本人ほんにん自己決定じこけってい尊重そんちょうする姿勢しせい大切たいせつです。

5 健康食品けんこうしょくひんのクーリング・オフをすすめる。

【×】あやまりです。クーリング・オフとは、商品しょうひんったあとに、一定期間内いっていきかんないであれば理由りゆうなしで契約けいやくせる制度せいどです。しかし、Aさんは近所きんじょのスーパーで健康食品けんこうしょくひん購入こうにゅうしており、これは一般的いっぱんてきにクーリング・オフの対象たいしょうになりません。

認知症にんちしょう ♯金銭管理きんせんかんり

問題もんだい54

繊維せんい衣類いるい性質せいしつ洗濯方法せんたくほうほうかんするつぎ記述きじゅつのうち,ただしいもの1つえらびなさい。

1 綿めん柄物がらものシャツには酸素系漂白剤さんそけいひょうはくざい使つかう。
2 ナイロンのレインウエアは脱水時間だっすいじかんながくする。
3 ウールのニットセーターは乾燥機かんそうき使つかう。
4 レーヨンのパジャマはすすぎ時間じかんながくする。
5 きぬのブラウスにはじゃくアルカリ性洗剤せいせんざい使つかう。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい54(解答かいとう解説かいせつ

繊維せんいふくいと材料ざいりょう)や衣類いるい性質せいしつ洗濯方法せんたくほうほうかんする問題もんだいです。

こたえは、「1」です。

ふく素材そざい綿めん、ナイロン、ウールなど)にはそれぞれ特徴とくちょうがあります。生地きじいためたり、洗濯機せんたくき事故じここしたりしないために、素材そざいった洗剤せんざいただしいあらかたえらぶことが大切たいせつです。


1 綿めん柄物がらものシャツには酸素系漂白剤さんそけいひょうはくざい使つかう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。酸素系漂白剤さんそけいひょうはくざいとは、ふくしろくするだけでなく、よごれやにおいをとす目的もくてき使つかわれる色柄物いろがらものにも比較的使ひかくてきつかいやすい漂白剤ひょうはくざいです。綿めん比較的丈夫ひかくてきじょうぶ素材そざいですが、柄物がらもの色物いろもの場合ばあいつよ漂白剤ひょうはくざい使つかうと色落いろおちすることがあるため、酸素系漂白剤さんそけいひょうはくざい使つかいます。

2 ナイロンのレインウエアは脱水時間だっすいじかんながくする。

【×】あやまりです。レインウエアはあめふせぐための衣類いるいです。みずとおさない生地きじ洗濯機せんたくきながれて脱水だっすいすると、生地きじ防水加工ぼうすいかこういたむことがあります。また、みずそとけず洗濯機せんたくきこわれる危険きけんがあります。

3 ウールのニットセーターは乾燥機かんそうき使つかう。

【×】あやまりです。ウールは動物どうぶつからできた素材そざいで、ねつ摩擦まさつ(こすれ)によわ性質せいしつがあります。乾燥機かんそうきねつ回転かいてんによって、セーターがちじんだり、かたちわったりすることがあります。あらったあとは、タオルで水分すいぶんり、かたちととのえてたいららな場所ばしょすのが基本きほんです。

4 レーヨンのパジャマはすすぎ時間じかんながくする。

【×】あやまりです。レーヨンとは、サラサラして肌触はだざわりが素材そざいですが、みずふくむとちぢみやすく、しわになりやすい性質せいしつがあります。長時間ちょうじかんすすぐと、生地きじいたんだり、かたくずれしたりすることがあります。

5 きぬのブラウスにはじゃくアルカリ性洗剤せいせんざい使つかう。

【×】あやまりです。きぬとは、かいこのまゆからつくられる天然繊維てんねんせんいで、シルクともばれます。光沢こうたくがあり高級こうきゅうですが、とてもデリケートな素材そざいです。じゃくアルカリ性洗剤せいせんざい洗浄力せんじょうりょくつよ反面はんめんきぬ繊維せんいいためることがあります。

洗濯せんたく

問題もんだい55

Aさん(82さい女性じょせい要介護ようかいご1)は,訪問介護ほうもんかいご(ホームヘルプサービス)をしゅう1回利用かいりようし,生活援助せいかつえんじょけながら,自宅じたく一人暮ひとりぐらしをしている。調理ちょうりはAさん本人ほんにんおこなうなど,できることは自分じぶんおこないたいとおもっている。ある訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)はAさんから買物かいものリストをわたされて,ちかくのスーパーで食材しょくざい購入こうにゅうしてきた。
つぎ記述きじゅつのうち,Aさんへの生活援助せいかつえんじょにおける訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の
たいおう
として,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 依頼いらいされた食材しょくざいやすかったので,リストにかれたかずよりおお購入こうにゅうした。
2 おつりとレシート,購入こうにゅうした食材しょくざい確認かくにんを,Aさんにすべてまかせた。
3 冷蔵庫れいぞうこけたとき,賞味期限切しょうみきげんぎれの食材しょくざいがあったため廃棄はいきした。
4 買物かいものリストは,つぎから訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)がくことを提案ていあんした。
5 購入こうにゅうした食材しょくざい調理ちょうりしにくいものがないか,Aさんに確認かくにんした。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい55(解答かいとう解説かいせつ

訪問介護ほうもんかいごにおける生活援助せいかつえんじょ本人ほんにん自立支援じりつしえんかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

訪問介護ほうもんかいごにおける生活援助せいかつえんじょとは、自宅じたく生活せいかつする利用者りようしゃが、日常生活にちじょうせいかつつづけられるように家事かじなどを支援しえんする介護保険かいごほけんサービスです。

生活援助せいかつえんじょは、利用者りようしゃ身体しんたい直接触ちょくせつふれる「身体介護しんたいかいご」とことなり、掃除そうじ洗濯せんたく調理ちょうりものなどを支援しえんします。


1 依頼いらいされた食材しょくざいやすかったので,リストにかれたかずよりおお購入こうにゅうした。

【×】あやまりです。Aさんは買物かいものリストをつくり、必要ひつよう食材しょくざい訪問介護員ほうもんかいごいん依頼いらいしています。たとえやすくても、本人ほんにん希望きぼう確認かくにんせずに訪問介護員ほうもんかいごいん判断はんだんおおうことは適切てきせつではありません。

2 おつりとレシート,購入こうにゅうした食材しょくざい確認かくにんを,Aさんにすべてまかせた。

【×】あやまりです。すべてを本人ほんにんまかせるだけでは、生活援助せいかつえんじょとして不十分ふじゅうぶんです。訪問介護員ほうもんかいごいん買物かいもの代行だいこうした立場たちばなので、本人ほんにん一緒いっしょ確認かくにんします。

3 冷蔵庫れいぞうこけたとき,賞味期限切しょうみきげんぎれの食材しょくざいがあったため廃棄はいきした。

【×】あやまりです。廃棄はいきとはいらないものをてることです。賞味期限しょうみきげんれている食材しょくざいであっても、訪問介護員ほうもんかいごいん勝手かってにAさんのものててはいけません。

4 買物かいものリストは,つぎから訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)がくことを提案ていあんした。

【×】あやまりです。Aさんは、できることは自分じぶんおこないたいとおもっています。Aさんができること、していることの代行だいこう提案ていあんすることは、本人ほんにん自立じりつさまたげてしまいます。

5 購入こうにゅうした食材しょくざい調理ちょうりしにくいものがないか,Aさんに確認かくにんした。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。本人ほんにん意思いし生活せいかつのしやすさを確認かくにんする適切てきせつ対応たいおうです。Aさんは自分じぶん調理ちょうりおこなってるため、購入こうにゅうした食材しょくざい使つかいやすいか、調理ちょうりしにくいものがないかを本人ほんにん確認かくにんすることは大切たいせつです。Aさんができることをつづけるための支援しえんにもなります。

生活援助せいかつえんじょ

問題もんだい56

つぎ記述きじゅつのうち,良質りょうしつ睡眠すいみんのための環境かんきょうづくりとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 日中にっちゅうは,強度きょうどたか運動うんどうおおれる。
2 夜食やしょくは,就寝直前しゅうしんちょくぜんにとる。
3 入浴にゅうよくは,就寝しゅうしんの1 〜2 時間前じかんまえおこなう。
4 眠気ねむけがなくても,まった時間じかんじる。
5 ているあいだも,照明しょうめいあかるくしておく。

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問題もんだい55(解答かいとう解説かいせつ

良質りょうしつ睡眠すいみんのための生活習慣せいかつしゅうかん環境かんきょうづくりにかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。


1 日中にっちゅうは,強度きょうどたか運動うんどうおおれる。

【×】あやまりです。良質りょうしつ睡眠すいみんのためには、日中にっちゅうからだうごかすことは効果的こうかてきですが、つよさがたかすぎると、つかれがたまったり、よるになっても興奮こうふんのこってねむれなくなることがあります。

2 夜食やしょくは,就寝直前しゅうしんちょくぜんにとる。

【×】あやまりです。就寝直前しゅうしんちょくぜん食事しょくじをすると、ちょう消化しょうかのためにはたらつづけるため、からだやすみにくくなり、睡眠すいみんしつがってしまいます。また、むねやけやもたれの原因げんいんになることもあります。

3 入浴にゅうよくは,就寝しゅうしんの1 〜2 時間前じかんまえおこなう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。入浴にゅうよくするとからだあたたまります。その体温たいおんすこしずつがることで、自然しぜん眠気ねむけやすくなります。就寝しゅうしんの1~2時間じかんまえ入浴にゅうよくするのがよいとされています。

4 眠気ねむけがなくても,まった時間じかんじる。

【×】あやまりです。毎日まいにち起床時間きしょうじかん生活せいかつリズムをととのえることは大切たいせつです。しかし、ねむくないのに無理むり布団ふとんなかじていると、「ねむれない」という不安ふあんつよくなることがあります。リラックスできるかるいストレッチなどをして、眠気ねむけてからるほうがよいとされています。

5 ているあいだも,照明しょうめいあかるくしておく。

【×】あやまりです。あかるい照明しょうめいは、のうに「昼間ひるま」とかんじさせることがあります。そのため、ねむりがあさくなったり、途中とちゅうめやすくなったりします。

睡眠すいみん

問題もんだい57

Aさん(83さい女性じょせい要介護ようかいご3)は,脳梗塞のうこうそく(cerebral infarction)の後遺症こういしょう左片麻痺ひだりかたまひがあり,介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつ入所にゅうしょしている。ある夜間やかん仰臥位ぎょうがい背臥位はいがい)でていたAさんが,「背中せなかおもかんじて,ねむれない」と介護福祉職かいごふくししょくうったえた。
つぎ記述きじゅつのうち,介護福祉職かいごふくししょくがAさんにおこな介護かいごとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 ファーラーにして,左下肢ひだりかしにクッションをれる。
2 両上肢りょうじょうししたに,クッションをれる。
3 両膝窩部りょうしつかぶに,クッションをれる。
4 右側臥位みぎそくがいにして,クッションをいてもらう。
5 右下肢みぎかし足部そくぶに,クッションをれる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい57(解答かいとう解説かいせつ

脳梗塞後遺症のうこうそくこういしょうによる左片麻痺ひだりかたまひがあるひと安楽あんらく体位たいいかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

Aさんは仰向あおむけでずっとていたため、背中せなか体重たいじゅう集中しゅうちゅうしてくるしくなっています。

背中せなか圧迫あっぱくらし、麻痺側まひそくうでからだをクッションで安全あんぜんささえる姿勢しせいをとり、体圧たいあつ分散ぶんさんさせるようにします。


1 ファーラーにして,左下肢ひだりかしにクッションをれる。

【×】あやまりです。ファーラーとは、ベッドの背中側せなかがわを起こして、上半身じょうはんしんこした姿勢しせいです。ファーラーにすると上半身じょうはんしんきますが、背中せなかやおしりあつがかかりやすくなり、背中せなか圧迫あっぱくらすことはできません。

2 両上肢りょうじょうししたに,クッションをれる。

【×】あやまりです。上肢じょうしとは、うでのことです。うでしたにクッションをれると、うでおもさをささえることはできますが、背中せなか圧迫あっぱくらすことはできません。

3 両膝窩部りょうしつかぶに,クッションをれる。

【×】あやまりです。膝窩部しつかぶとは、ひざ裏側うらがわのくぼんだ部分ぶぶんです。ひざうらすこささえると、こし緊張きんちょうがほぐれたり、あしらくになりますが、背中せなか圧迫あっぱくらすことはできません。

4 右側臥位みぎそくがいにして,クッションをいてもらう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。右側臥位みぎそくがいにすると、仰向あおむけで背中せなかにかかっていたあつらすことができます。また、左片麻痺ひだりかたまひがあるため、右側みぎがわしたにした姿勢しせいにすると、麻痺側まひそくうでからだをクッションでささえやすくなり、らく姿勢しせいをとりやすくなります。

5 右下肢みぎかし足部そくぶに,クッションをれる。

【×】あやまりです。Aさんがこまっているのは、仰向あおむけで背中せなかおもかんじることです。あし部分ぶぶんだけにクッションをれても、背中せなか圧迫あっぱくらすことはできません。

体位たいい ♯脳梗塞のうこうそく

問題もんだい58

つぎ記述きじゅつのうち,介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつで,終末期しゅうまつきにある利用者りようしゃとその家族かぞくおこな介護福祉職かいごふくししょく支援しえんとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 利用者りようしゃくるしそうな姿すがたせないように,家族かぞくには面会めんかいひかえてもらう。
2 利用者りようしゃ家族かぞく関係かんけい良好りょうこうでない場合ばあいは,家族かぞく連絡れんらくらないようにする。
3 きなものやべたいものがある場合ばあいは,家族かぞくってきてもらう。
4 苦痛くつううったえる場合ばあいは,家族かぞくから激励げきれいしてもらう。
5 家族かぞく不安ふあんになるため,体調たいちょう変化へんかつたえないようにする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい58(解答かいとう解説かいせつ

終末期しゅうまつきにある利用者りようしゃ家族かぞくへの介護福祉職かいごふくししょく支援しえんかんする問題もんだいです。

こたえは、「3」です。

終末期しゅうまつきは、利用者本人りようしゃほんにんおもいや生活せいかつ希望きぼう尊重そんちょうし、家族かぞくとも共有きょうゆうしてささえます。


1 利用者りようしゃくるしそうな姿すがたせないように,家族かぞくには面会めんかいひかえてもらう。

【×】あやまりです。終末期しゅうまつきでは、利用者りようしゃ家族かぞく一緒いっしょごす時間じかんがとても大切たいせつです。くるしそうな姿すがたることは家族かぞくにとってつらい場合ばあいもありますが、面会めんかい制限せいげんするのではなく、本人ほんにん家族かぞく気持きもちを確認かくにんし、安心あんしんしてえるように支援しえんします。

2 利用者りようしゃ家族かぞく関係かんけい良好りょうこうでない場合ばあいは,家族かぞく連絡れんらくらないようにする。

【×】あやまりです。利用者りようしゃ家族かぞく関係かんけいには、いろいろな事情じじょうがあります。関係かんけいがよくないからといって、介護福祉職かいごふくししょく勝手かって家族かぞくとの連絡れんらくをやめることは適切てきせつではありません。

3 きなものやべたいものがある場合ばあいは,家族かぞくってきてもらう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。終末期しゅうまつきでは、本人ほんにんおもいを尊重そんちょうすることが大切たいせつです。本人ほんにんたのしみや安心あんしんにつながるだけでなく、家族かぞくにとっても、「最後さいごなにかしてあげられた」という大切たいせつおもになります。医師いし看護師かんごしとも相談そうだんしながらすすめます。

4 苦痛くつううったえる場合ばあいは,家族かぞくから激励げきれいしてもらう。

【×】あやまりです。終末期しゅうまつき苦痛くつうには、いたみ、息苦いきぐるしさ、不安ふあんさびしさなどがあります。はげますことは本人ほんにんにとって負担ふたんになります。医師いし看護師かんごしつたえ、苦痛くつうやわらげる対応たいおうおこない、家族かぞくにはってもらいます。

5 家族かぞく不安ふあんになるため,体調たいちょう変化へんかつたえないようにする。

【×】あやまりです。終末期しゅうまつきはいつ状態じょうたい急変きゅうへんするかかりません。家族かぞく不安ふあんになることもありますが、こころ準備じゅんびをしたり、本人ほんにんとの大切たいせつ時間じかんにがしたりしないためにも、必要ひつよう状況じょうきょうつたえます。

選択肢せんたくし1の「ひかえる」は、マイナスなイメージで使つかわれることがワードです。
選択肢せんたくしかけたら、注意ちゅういしましょう。

終末期しゅうまつき

問題もんだい59

つぎ記述きじゅつのうち,施設しせつくなった利用者家族りようしゃかぞくへの介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 かなしみの表出ひょうしゅつがあった時点じてんからかかわりを開始かいしする。
2 傾聴けいちょうよりもはげますことを重視じゅうしする。
3 悲嘆ひたん特異とくい反応はんおうのため注意ちゅういする。
4 故人こじんとのおもにはれないようにする。
5 悲嘆ひたん長期化ちょうきかした場合ばあいは,専門医等せんもんいとう相談そうだんするように助言じょげんする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい59(解答かいとう解説かいせつ

施設しせつくなった利用者りようしゃ家族かぞくへのグリーフケアにかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

大切たいせつひとした家族かぞくかなしむことは自然しぜん反応はんのうです。しかし、ながつづくようであれば、必要ひつようおうじて専門職せんもんしょくにつなげます。


1 かなしみの表出ひょうしゅつがあった時点じてんからかかわりを開始かいしする。

【×】あやまりです。かなしみの表出ひょうしゅつとは、く、つらい気持きもちをはなす、むなど、かなしみをそとすことです。かなしみがおもててからかかわるのではなく、くなるまえから家族かぞくささえることが大切たいせつです。

2 傾聴けいちょうよりもはげますことを重視じゅうしする。

【×】あやまりです。傾聴けいちょうとは、相手あいてはなし途中とちゅう否定ひていせず、気持きもちにってよくくことです。はげますことよりも、まず家族かぞく気持きもちをくことが大切たいせつです。

3 悲嘆ひたん特異とくい反応はんおうのため注意ちゅういする。

【×】あやまりです。悲嘆ひたんとは、大切たいせつひとうしなったときにかんじるふかかなしみやこころ反応はんのうのことです。悲嘆ひたんは、大切たいせつひとくしたときにこる自然しぜん反応はんのうです。

4 故人こじんとのおもにはれないようにする。

【×】あやまりです。故人こじんとのおもはなすことは、家族かぞくかなしみをささえることにつながる場合ばあいがあります。無理むり必要ひつようはありませんが、家族かぞくはなしたいときには、おも大切たいせつにしながらくことが大切たいせつです。

5 悲嘆ひたん長期化ちょうきかした場合ばあいは,専門医等せんもんいとう相談そうだんするように助言じょげんする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。大切たいせつひとくしたかなしみは自然しぜん反応はんのうですが、かなしみがながつづき、生活せいかつ支障ししょうがある場合ばあいは、専門的せんもんてき支援しえんにつなげることが大切たいせつです。

♯グリーフケア ♯終末期しゅうまつき

問題もんだい60

つぎのうち,固定式歩行器こていしきほうこうきてきした利用者りようしゃとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 対麻痺ついまひで,下肢かし交互こうごすことができないひと
2 片麻痺かたまひがあって,麻痺側まひそく指関節しかんせつ拘縮こうしゅくがあるひと
3 両上肢りょうじょうし筋力きんりょくよわく,手関節しゅかんせついたみがあるひと
4 両手りょうて握力あくりょくたもたれていて,数秒程度すうびょうていど立位保持りついほじができるひと
5 みぎ足根骨そっこんこつ骨折こっせつして,右下肢みぎかし体重たいじゅうをかけることができないひと

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい60(解答かいとう解説かいせつ

固定式歩行器こていしきほうこうきてきした利用者りようしゃかんする問題もんだいです。

こたえは、「4」です。

固定式歩行器こていしきほうこうきは、両手りょうてにぎちからがあり、立位りついがある程度保ていどたもてるひとてきしています。

固定式歩行器 こていしきほこうき
固定式歩行器(こていしきほこうき)

1 対麻痺ついまひで,下肢かし交互こうごすことができないひと

【×】あやまりです。対麻痺ついまひとは、おも両方りょうほう下肢かし麻痺まひがある状態じょうたいです。下肢かし交互こうごすことができないひとには、固定式歩行器こていしきほうこうきてきしていません。

2 片麻痺かたまひがあって,麻痺側まひそく指関節しかんせつ拘縮こうしゅくがあるひと

【×】あやまりです。固定式歩行器こていしきほうこうきは「両手りょうて」でにぎってからだささえながら使つかいます。片麻痺かたまひがあり、さらに麻痺側まひそくゆび拘縮こうしゅくがあると、歩行器ほこうきのグリップをしっかりにぎることができないため、てきしていません。

3 両上肢りょうじょうし筋力きんりょくよわく,手関節しゅかんせついたみがあるひと

【×】あやまりです。固定式歩行器こていしきほうこうきは、両腕りょううでげたり、からだささえたりしながら使つかいます。そのため、両上肢りょうじょうし筋力きんりょくよわひとや、手首てくびいたみがあるひとにはてきしていません。

4 両手りょうて握力あくりょくたもたれていて,数秒程度すうびょうていど立位保持りついほじができるひと

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

5 みぎ足根骨そっこんこつ骨折こっせつして,右下肢みぎかし体重たいじゅうをかけることができないひと

【×】あやまりです。あしこう足首あしくびのあたりにあるちいさなほねあつまる部分ぶぶんで、骨折こっせつをすると体重たいじゅうをかけることがむずかしくなります。固定式歩行器こていしきほうこうきあるくときにはあしして体重たいじゅう移動いどうする必要ひつようがあるために、てきしていません。

固定式歩行器こていしきほうこうき